主な特徴
ホロスリンの主成分である「ホロトキシン」は、なまこから抽出した天然成分(なまこサポニン)で日本、アメリカ、イギリス、ドイツの4カ国にて特許を取得しております。
1969年にアメリカの科学雑誌「SCIENCE(サイエンス)」に発表し掲載されました。
なまこから抽出した天然成分「ホロトキシン」は強力な殺菌力で水虫菌を死滅させます。
かゆみ止めや酵素阻害を目的とした抗真菌薬は一切配合していませんので爪水虫などの長期の治療、妊娠中の方にも安心してお使いいただけます。
ホロスリンは白癬菌の発育を阻止し、殺菌するだけでなく、患部の皮膚の水分代謝を正常化させて乾燥させます。
その上、皮膚(角質層)がよくめくれ落ち、新しい皮膚の再生力をも促進する効力があります。
これらの効力が合わさって水虫の治療効果を上げているのです。
成分について
主成分のホロトキシンは食用ナマコの成分であり、しかも体内に吸収されるのは食べるより、はるかに少量です。
ほかにカユミ止めや酵素阻害を目的とした抗真菌剤は一切配合していません。
又、溶剤は酒精アルコールであり、軟化剤として配合されているサリチル酸は化粧品に多用されています。
水虫薬「ホロスリン」の歴史
私共が研究開発した水虫薬「ホロスリン」の有効成分は「ナマコ」から抽出精製されたものです。
水虫に有効な民間薬は、いずれも植物性のもので動物性のものは民間薬の書物には書かれているものはありません。
中国では、乾ナマコを海の「朝鮮人参」という意味で「海参」と呼び、滋養強壮剤として珍重されています。日本では、古事記に「ナマコ」の説話がのっています。
ですから日本人は、千年を越える長い間のナマコとの関わりの中で、ナマコが水虫に効くということを見つけていたのです。ところがいつの間にか世間一般から忘れ去られてしまいました。
しかしごく一部の人々の間で今日まで伝えられていたのです。私はそれをヒントにして研究をしたのです。
ですからナマコから水虫に有効な成分を発見できたのは、日本人ならではのことと考えています。
研究結果、ナマコの有効成分ホロトキシンは特異的に白癬菌の発育を阻止ばかりでなく白癬菌を殺す効力をも持っていることが判りました。
この研究結果を1969年にアメリカの世界的な科学雑誌「サイエンス」に発表しました。
この研究結果を基に製薬化したのが水虫薬「ホロスリン」です。
水虫とホロスリン
水虫にかかってつらいことの一つは「かゆみ」です。
少々掻いてもかゆみは止まらず爪をたてて掻きむしることになり、その結果皮虜が破れたり出血をおこしたりしてその痛みによりかゆみを辛抱する程かゆいものです。
水虫はカビの一種である白癬菌が感染しておこす皮膚病です。白癬菌は皮膚のいろいろの場所に感染します。
感染する場所が足や手の場合は「水虫」と呼ばれ、腹部や背中などに感染した場合は「たむし」と呼ばれています。水虫も「たむし」も同じく白癬菌が原因です。
この白癬菌は皮膚の最表層の角質層に侵入して水虫をおこします。但し皮膚の表面に白癬菌が付着しても必ずしも水虫になるとは限りません。皮膚の水分代謝が正常におこなわれず、過剰の水分がある状態になった時、白癬菌が角質に侵入を開始して水虫をおこすのです。
皮膚はその表面からは角質が垢となってはげ落ちてゆき、それに見合って内部から新しい角質が形成されてゆくのですが、角質層深くまで侵入した白癬菌がその新しい角質を栄養源にして増殖し、症状がひどくなり広がってゆくことになります。
ただし白癬菌は角質層より深くは侵入しないと言われています。そして角質層は白癬菌に対する自然治癒力をもっていません。これが水虫に一度かかるとなかなか治らない一つの原因にもなっているのです。何年も水虫にかかり放しという方をよく見受けるのもそのためです。
水虫は、一般に指の股にできる水虫、足裏などで小さい水泡がブツブツできる水虫、そして足裏で乾燥して皮膚が厚くなる重症といわれる水虫の三つの形にわけて、それぞれに適合した剤形の水虫薬を使い分ける場合がございますが、ホロスリンはそのような区別をせずに使用できます。添付の筆で患部に塗るだけでよいのです。
また一般に水虫薬は二回三回と続けて使用しますと、白癬菌が薬剤に対して抵抗力を持つようになり、だんだんと効力が低下してくると言われています。ホロスリンは、発売以来二十年以上になりますが、有効成分が天然物のため効力の低下は認められません。
水虫治療には、水虫薬「ホロスリン」を一度ご使用になってみて下さい。

共同研究者の言葉と研究論文
島田先生がナマコより単離したホロトキシン(市販名ホロスリン)は白癬菌(水虫菌)に対して1μg/mlという低濃度で抑制作用を示した。それだけでなく、学問的にも1969年の「Science」発表当時、サポニンが動物から単離された最初の例であり、その後の研究に大きな影響を与えたもので、すばらしい論文であった。
その島田先生の研究は近畿大学薬学部の田中康雄研究室との共同研究により進展したものであり、以下のような私達との共同研究論文がある。(近畿大学薬学部助教授 武智昌幸)
1. Takechi, M., Shimada, S. and Tanaka, Y. (1991)
Phytochemistry 30, 3943-3944
Structure-Activity Relationships of the Saponins Dioscin and Dioscinin
2. Takechi, M., Shimada, S. and Tanaka, Y. (1992)
Planta Medica 58, 128-130
Time Course and Inhibition of Saponin-Induced Hemolysis
3. Takechi, M., Shimada, S. and Tanaka, Y. (1992)
Phytochemistry 31, 3280-3281
Structure-Activity Relationships of Synthetic Diosgenyl Diglycosides
京都大学 大学院薬学研究科・薬学部
論479
1993/03/23
ナマコ含有抗白癬菌物質Holotoxinを原料とする白癬(ミズムシ)治療剤の開発研究
島田 恵年(しまだ しげとし)
新制/薬/152
13620