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(1)三十二歳の男性で、一カ月前から右足の趾間とか足のうらに小水泡ができ、かゆみがあった。ホロトキシン液を一日数回、三週間塗布L続けたところ、かゆみがなくなり、小水泡もほとんど消え、菌検査によっても白癬薗が証明されなかった。
(2)六十三歳の女性で、かなり以前から足のうらに水虫ができて困っていた。ホロトキシンを毎日つけ始め、五日目にはかゆみがとれてきた。つけ始めて十日目位になると、発疹は減りかゆみは全くなくなり、白癬菌もみられないようになり、完全に治癒した
(3)六年前から、両足のうらと趾間に水虫ができ悩んでいた二十一歳の男性にもホロトキシソが著明に効いた。ホロトキシン液を塗布しはじめて八日目には症状が良くなり、菌も陰性となった。約三週問後には、足のゆびの間はきれいになり、足のうらの角質の落屑も少なくなった。
(4)両足のうらおよび趾間に、二十年来の水虫をもっていた三十四歳の男性はホロトキシンを塗布し始めて一週間後、小水疱は減り、ゆびの間は乾燥し・症状は明らかに良くなった。しかし白癬菌は陽性であった。さらにホロトキシンの塗布を続け、約二週間後はさらに症状の好転がみられたが、小水疱はまだ存在していた。その後の経過は患者が来院しなかったため不明であったが、明らかにホロトキシンの効果が認められた。
(5)二十三歳の女性。右足の趾間と足のうらに六年にわたる水虫を持っていたホロトキシンをつけ始めて五日目には小水疱が滅り、かゆみはほとんど消失した。菌検査によってでも白癬菌を検出しなかった。そして十三日目には著しく好転した。
(6)両足の趾間および足のうらが、二十年間水虫であった三十八歳の男性。ホロトキシンを塗布し始めて二週問後には落屑が著しく減り、小水泡およびかゆみが消え、白癬菌も陰性となった。
(7)その他、著しく効果を示した例としては次のようたものがあった。
▽十一歳の女の子_両足の土踏まずに紅斑および落層があった。ホロトキシン治療一週間後落屑がたくなり、かゆみが消えた。二十日後白癬菌陰性となった。
▽二十歳の男性_左足のすべての趾間および足の両側縁に水虫があった。ホロトキシンの塗布を始めてから二十五日問で、趾間の組織軟化は解消し、乾燥状態となり、落屠も減少した。白癬菌は陰性であった。
▽四十一歳の男性-両足に落屑性の水虫があったが、ホロトキシンを一日二回塗布、二十日間でかゆみがなくなり、全治した。
▽三十五歳の男性-両足の趾間にあった水虫がホロトキシンを七日間塗布しただけで全治した。なおこの治療期問のホロトキシン液の使用量は約10mlであった。
▽十九歳の女性-右足のうらに水虫があった。ホロトキシンを使用し始めてから三日目にかゆみが減り、二週間で全くなくなった。三週間で治療を中止したが、再発は認められなかった。
▽四十一歳の女性-両足の趾間に落屑性の水虫があった。最初は一日二〜四回ホロトキシンを塗布した。その後幾日かたってホロトキシンの使用回数を一日二回に減らしたが、一ヶ月問で治癒した。
▽二十歳の男性-趾間に頑固な水虫をもっていた。一カ月間、ホロトキシン治療を続けたところ、症状は全くなくなり、再発は認められなかった。
以上のようにホロトキシンが水虫に非常に良く効いた例は数多くあります。しかし、中には僅かですが、ホロトキシンの効き目が現われなかった例もあります。たとえば、二十四歳の女性で、三年来、右足の外側縁が水虫に悩まされ、ホロトキシンを二十五日間使用したが症状に変化がなかったことが報告されています。
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いんきんたむしは、白癬菌によって股の両側に輸のように丸くなって、赤く、高く盛上ってできるもので、激しいかゆみがあります。一般に男性に多くできるものといわれていますが、最近では女性にもみられるようになったとのことです。
九州大学で行った臨床試験では、頑癬に対する症例は十例ですが、一例の無効および一例の経過不明を除いては、すべて有効と報告されています。その中、著明に効果があった例としては次のようなものがあります。
▽十三歳の男の千両側陰股部に紅斑および落屑がみられた。ホロトキシンを塗布し始めて一週問後には症状が消え、十日後には白癬菌は認められなかった。
▽六十五歳の男性-両側陰股部、左側の前腕およびわきの下に紅斑が認められた。ホロトキシン治療開始一週問後に紅斑およびかゆみが消え、十日後には白癬菌は陰性となった。
▽五十一歳の男性-左側陰股部におや指大紅斑があった。ホロトキシン治療開始後、一週間目には紅斑が減少し、十五日目には、菌検査によって白癬菌は検出されなかった。そして色素が沈着はしたが、患部は全治した。
▽二十一歳の男性-両側陰股部に手のひら位の大きさの環状紅斑ができた。そして、その紅斑の縁は小丘疹があり、落屑がみられた。ホロトキシン治療によって、十日目には紅斑の色調が減り、かゆみもなくなった。二十日目には白癬菌が陰性となった。
このいんきんたむしにもホロトキシンが効かなかった例が、まれだが報告されています。たとえば、この九州大学の試験の一例の無効例です。これは、二十五歳の男性の例です。両側の股都と腎都に大きた環状紅斑ができ、ホロトキシンを二十日間塗布したが、紅斑は消えないでかゆみもとれなかったということです。
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小水疱性斑状白癬というのがあります。これは俗にゼニタムシといわれ、顔や腕、足、胸、背中など、身体中どこにでも白癬菌によってできるものです。丁度、十円玉位の大きさで、周りが丘疹となった紅斑輸状の症状を示します。
▽十歳の女の子-左足の膝の附近に環状紅斑ができ、その周りが落屑を示していた。また左の下腿の中央にも同じような発疹があった。ホロトキシンを七日間塗布したところ、紅斑は消え、白癬菌も陰性となった。
また、癜風(でんぶう)という皮膚病があります。これは癜風菌と呼ばれるかびの一種によって起きる病気ですが、俗に(黒)なまずといわれています。この病気の症状は・半粒粒の大きさから、エンドウ豆粒の大きさの暗褐色の円形斑点を示し、落屑性のものです。普通、胸、背中、腋の下などによくでき、これが治った跡は皮膚が白く残ります。ホロトキシンはこの病気に対しても効果があることが報告されています。
京都大学の報告では、二十九歳の男性で、ホロトキシンを一週間使ったところ、著しく症状が改善され、菌が陰性となったことが記載されています。
また九州大学の報告でも、次のような治癒例があります。
▽三十四歳の女性-胸の乳房の間に大豆位の大きさの紅斑が多数あった。ホロトキシン使用後十日目に紅斑が消え、菌も認められたくなった。
▽二十二歳の男性-身体に点状の白い斑点があった。四十日間ホロトキシンを塗布したが三十目目には、その白い斑点はほとんど消え去り、菌も陰性となった。
▽二十一歳の男性首筋のところに大きいのや小さいのやいろいろな白い斑点があり、落屑性であった。ホロトキシンを使用後、十日目には落屑が消え、二十日後には白斑も消失した。
癜風に対するホロトキシンの前記病院の治療例は九例ありましたが、二例の経過不明を除いては、すべて有効とされました。その例のほとんどでは斑点は消え、菌も陰性となり、完治といえるものであったと報告されています。
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